プロの歌手になるにはどうしたらいいの?
ボイトレに通う人の中には、本気で「プロになりたい!」と思っている人もかなりいます。いろいろなオーディションを受けている人や、すでに路上ライブなどを行っている人もいるかもしれませんね。ここでは、歌手になるにはどんな方法があるのか、所属先の種類や「歌う仕事」の種類を解説します!
歌手になるための方法
まず、歌手になるにはどのような方法があるのでしょうか。
- ①スクールや養成所からのデビューを目指す
- 音楽スクールや芸能事務所が運営している養成所に入り、そこでレッスンを受け実力をつけた上でデビューを目指す方法です。当サイトで紹介しているボイトレ教室でも、プロ用コースの設定があるところも多くあります。業界とのパイプやデビュー実績を事前に確認してみましょう。
- ②YouTubeや「歌ってみた」ほかSNSや路上ライブでセルフプロデュース
- YouTubeで自作の曲・歌をUPしたり、カラオケを利用して「歌ってみた」をSNSでUPしたりというセルフプロデュースは、現在でも数多く見受けられます。また観客の集まる路上ライブを行うことで話題を集め、スカウトを待つ方法もあります。
- ③オーディションやコンテストに参加する
- 自分の歌に自信があれば、オーディションやコンテストに積極的に参加するのもいいでしょう。もちろん優勝が一番注目されますが、入賞や特別賞などでも実績になります。また副賞としてメジャーデビューや事務所への所属、メディアへの露出も見込めます。
- ④デモテープを作って事務所に送る
- 音楽事務所やレコード会社に自分の歌声を入れたデモテープを作って送るという方法もあります。大抵どこの会社でも新人発掘担当がいるので、その人の耳に残れば声がかかることも。
レコード会社・レーベル・事務所、どう違う?
歌手を目指すにあたって、「レコード会社でも芸能事務所でも、デビューできるならどこでもいいよ!」というのが正直な気持ちかもしれません。ただ業界内では3社の違いは常識的なものなので、歌のお仕事をもらう上では知っておく必要があります。
- レコード会社
- CDやレコードの原盤制作・発売、宣伝・流通活動を行う。レコーディングやパッケージデザインもここ。またミュージックビデオの制作やプロモーションも担当する。
- レーベル
- 簡単に言うと、「レコード会社のなかの1部署」。音楽ジャンルに合わせてレコード会社の中には複数のレーベルが存在。契約しているアーティストの方向性を決め、楽曲自体の企画・制作を担当する。
- 芸能事務所
- 主にアーティストの育成やマネジメントを行う。音楽活動以外のすべての芸能関連業務を担当し、音楽活動に関してはレーベルと一緒にマネジメントする。
アーティストは「芸能事務所と所属契約」をし、「レーベルと専属契約」をすることになります。A事務所と所属契約し、音楽活動については専属契約したBレーベルと行い、CDの発売はBレーベルが所属するCレコードから、ということですね。
「歌う仕事」にはどんな種類がある?
歌手と言えば、「テレビの音楽番組で歌を披露し、華やかなステージで何万人ものファンを動員してライブを行う」というイメージがあると思います。ですが、実際にはそういった表舞台ではなく、顔を出さずに歌の仕事をする歌手など、下記のようにいろいろな種類があります。
- 歌手のサポートをするサブボーカルやコーラス
- 楽曲のガイドボーカル
- 仮歌スタッフ
- 結婚式などで歌うイベントボーカル
- ボーカル教室の講師
自分のプロとして目指す道をしっかりと見極めたいですね。